マインドコントロールとは(そして洗脳とは)

スポンサーリンク
催眠術師が内緒にしてきた秘密がkindle で絶賛公開中です!
理論不要ですぐに使えるセクシーな催眠術、いかが?
コントロールしたいのは何?

コントロールしたいのは何?

催眠術が暗示という方法を使って、人の無意識に働きかけてその人の行動や感情などを「支配」する、と催眠術を使う私たちは言います。

世の中には、広い意味で、様々な理由や背景からその行動や感情などを「抑制」されたり「規制」される人も、そういうことも事実多いのですが、それをして「マインドコントロール」と呼ぶ、のでしょうか。そして、催眠術はマインドコントロールの一種なのか、少し整理してみたいと思います。

マインドコントロールの定義

まず、言葉としてのマインドコントロールの定義に立ってみましょう。お約束の日本語版 Wikipedia によれば

他人の思想や情報をコントロールし、個人が意思決定する際に、特定の結論へと誘導する技術を指す概念

とされています。また、ここでは、

マインドコントロール」の存在について、心理学的にも医学的にも宗教学的にも議論されたが、理論的学問的な根拠はなく、虚構や似非科学とも言われ、一般社会で言われる心理操作(マインド・トリック)ないしはコマーシャルメッセージと同じ手法であると結論づけられている

とまとめています。

元々の成り立ちが、カルト宗教に対立し、その信者と利害関係にある人たち(アンチ・カルト)が「信者の奪回・脱会を促進するという自らの行動を正当化するため」に、「対抗的ドグマ」として用いたところがあるため、どうしても中立的、学術的な背景を持たない言葉としてその胡散臭さとか妖しさもつきまとうようになったのも事実ですし、カルト宗教での信者の思想支配をまず連想させることもあるため、洗脳と並んで使われることにもなってしまうのです。

ただ、その後の学術的な研究の結果、その効果がカルトによるものなのかその他の影響によるものなのかの線引きが出来ない、いいかえるとその効果がカルト的な行動支配と限らなくなるがために、結果として「一般的な心理操作技術」であり、一般社会における「コマーシャル」と大差がない、と結論づけられてしまっている、のです。

一般的な心理操作技術とは?

では、一般的な心理操作技術とは何を指すのでしょう。それは「ある特定の目的に向かうよう、そう思い、考え、行動すべく誘導すること」全般を指すことになります。その実例としてあげられるものに、「好意の返礼性」、「ローボール」、「権威性」、「希少性」、「コミットメントの一貫性」、「近くとのコントラスト」、「恐怖心」と言った、これらだけを取り上げればさもすれば、単なるコミュニケーションやセールスで言われる心理学的なテクニックに過ぎないものばかりです。

それに、これらは多かれ少なかれ、催眠術の被験性テストなどを含めた様々な局面でも使うようなテクニックでもあり、事実、このような広義な定義になれば催眠術そのものも暗示を使った一時的に効果のある心理操作技術の一つとして含めることは可能でしょう。

とはいえ、催眠術では被験者の嫌がることは出来ないのですから、催眠術は、カルト宗教が行うような心理操作や思想操作を長時間は出来ない、と言えるでしょう。

一般的な心理操作技術による影響はいつまで続く?

もはや催眠術の議論から離れるところですが、では、長期間において、人の行動や思想に影響を及ぼす為にはどうしたら可能となる、のでしょうか。それを考えるにあたって、それぞれの作用するプロセスや環境について考えてみる必要があります。

心理操作技術の場合

通常、コマーシャルやセールストークなどで使われる心理操作技術のプロセスは次のようなものでしょう。

  • 刷り込むための素地づくり:刷り込みたい情報を相手が受け入れやすくするために相手との関係性の良化などを行います。
  • 刷り込み:実際に情報を植え付けます。
  • 定着化:刷り込んだ情報が他の情報に優先されるように繰り返し刷り込むなどで定着化します。

例えば、コマーシャルであれば素地づくりはほぼない(とはいえ、今なら先行公開とかティーザーという形で注意喚起を起こすようなものもありますが)ものの、コマーシャルを短期間で繰り返し流すことで氾濫させることで競合商品の情報を消費者に出来るだけ見せないようにしてしつつ、自社商品を繰り返し見せることでそのイメージの定着化を図る、ということでしょうし、また、多くの消費者が購入しているからということで自分も買わねば、と思わせることでイメージを定着化することもあるでしょう。また、長期的に流すことで商品認知を高める、という手法も存在します。

また、セールストークであれば、取引先の担当者との関係性をよくするためにラポールを築き、その上で提案を断れないようにした上で提案し、かつその提案が魅力的に見えるように継続したフォローをすることで最終的に商談を取り付ける、というイメージでしょうか。

いずれにせよ、定着化が成功しない、もしくは続かなければ効果がすぐに切れそうなのは実生活での体験からでも予想がつくかと思います。

催眠術の場合

もしあえて似たようなことを催眠術でしようとするならば、次のようにすることになるのでしょう。

  • ダウントランス状態への誘導:外部から無意識にアクセスできる状態を作ります。
  • 後催眠暗示による刷り込み:暗示により無意識の行動パターンを書き換えます。
  • 定着化:後催眠暗示が消えないように、繰り返し暗示を入れることでその効果を持続しようとします。

となるでしょう。例えば禁煙をしたい、という人に対して継続的に暗示を掛ける、という「治療法」と称する方法もあります。

とはいえ、催眠術である以上、受け手の拒絶を超えて行うことが出来ないため持続しないのは明白である一方、反対に受け手が拒絶しないことであり、さらに希望することであれば永続的に起こりえるのは想像に難くないかとおもいます。

カルト宗教的な心理操作や思想操作の場合

それに対して、一般的なイメージとしてのマインドコントロールである、カルト宗教が行っているとされる心理操作や思想操作(や洗脳)という行為が次のようなプロセスを経て行われている、とされています。

  • 日常からの隔離:行う刷り込みの内容の良し悪しを判断させるために、外部の情報から遮断します。
  • 精神的/肉体的鬱化:刷り込みをより深く植え付けやすくし、また拒否反応を起こさせないように精神的にも肉体的にも弱体化を図ります。
  • 刷り込み:実際に思想や行動規範などを植え付けます。
  • 定着化:刷り込んだ思想や行動規範などが本来の思想や行動規範などより優先されるように繰り返し刷り込むなどで定着化します。
  • 強化:刷り込んだ思想や行動規範が忘れられたり他の思想などに影響されないようにします。

なお、これを非人道的な暴力などを使って行えば洗脳といい、相手がそうされていることに知覚させないままに行ってしまうのがマインドコントロールだ、という人もいます。いずれにせよ、特殊な環境の元で、意図的にかつ長期間にわたって影響し続け、かつ拒絶することすら出来ないようにしているとなれば、確かに長く続いても不思議はないのかもしれません。

まとめ

結局のところ、私たちはマインドコントロールという言葉の付きまとうイメージでそれが起こすものについて恐れたり身構えているところはあるのでしょう。他方で、本来起きていることは、時と場合に環境によってはその恐れるイメージの通りになる可能性をはらんでいることを理解しておく必要があるのだと思います。

とはいえ、多かれ少なかれ人というものが何かしらに影響を受けて日々を過ごす以上、今まで以上に得る知識や情報というものに敏感になり、かつ常に吟味することで、何かしらよからぬ意図をもって接触する誰かから身を守る必要があるのも、ここから理解してもらえたならば、この記事を書いた意味があるのだと考えます。

毎週金曜に発行しているニュースレターを購読しませんか?
毎週金曜日に最新情報をお届けするニュースレターを発行しています。催眠術のテクニックから毎日の生活にちょっと使えるネタまで、読んで損はさせませんよ。今登録すると、そのまま読むと使えちゃうかもしれない催眠誘導のための暗示文のサンプルを無料でプレゼント中!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク