アンカーリングの効率よい仕掛け方とは?

先週のニュースレターで催眠術とNLP の組み合わせ、と言う話をあれこれして(ついでに新しい kindle 本、「理論不要で今夜から使える!セクシーな催眠術: あなたのパートナーがあなたの虜になるNLPのテクニックの数々」のご紹介というか宣伝までして(笑))、その中で特にルーティンのエピソードについてもっと深く掘り下げてというリクエストを頂いたので、この話を広げるべくアンカーリングの話をしたいと思います。

ルーティンだけじゃない、アンカーリングが発動する瞬間

ルーティン、とは、よくスポーツ選手が行う、ある一定の動作を行ってからプレーに入ることで、プレーを常に自分のベストのものに繰り返し出来るようにするものですが、実際、スポーツの時だけではなく私たちが普段の生活でも何かを始めようかと言う時に、お気に入りのものを職場に持ち込んで行うと普段より集中して出来る、とか、もっと言えばゲン担ぎなんかも含めてもよいかもしれません。そこには、「ある一定の動作やものがある」といった条件に「特定のことを常に同じように行ったり精神状態になる」という関連性がある、ということから来ているという意味では同じですね。

さて、NLPにおいて、同種のことを示す言葉があります。アンカーリング、といって、「ある条件になると心理状態や肉体の反応が決まったものになる」、というもので、「ある条件」というアンカー(錨)を置かれると、アンカーに繋ぎ止められた船がそこにとどまるように、そこから一定の状態に本人の意思などとは関係なく反応したり発生する、ことから来ています。(心理学を使った交渉術に「アンカリング」といって例えば価格設定と値引き競争をするような話の時に、最初に一般的な価格から高め/低めに設定することによって交渉のスタートポイントをずらすことで、交渉の妥結点を自らの意図するところに誘導するテクニックがありますが、それとは言葉的には似て非なるものですね。)これは、ルーティンでスポーツ選手がベストパフォーマンスを引き出す、といった意図的かつ前向きなものも当然にありますし、それが自由に使えればいいな、と思う人も多いと思います。でも、NLP の話というのは全般に「行為や結果はそれとする、あとはそれを意思などが肯定的にも否定的にも評価するのでその意味合いが付与される」、という考え方に立ってみていますので、当然のことながらアンカーリングも意図せずに起こることもありますし、後ろ向きなアンカーリングも発生しえる、のです。

条件と結果はこんな風に鎖で結び付けられている

条件と結果はこんな風に鎖で結び付けられている

例えば、どうも馬が合わないと思う部長さんがいて、会議に彼が斜め前に座るときは問題ないのに、自分の目の前に座るときは必ず言いたいことが言えずに会議が終わってしまう、なんてよくあることだと思うのですが、これもアンカーリングによって、あの人が目の前に座ると精神状態がざわついて言いたいことが言えない、という関連付けがされてしまっていると解することが出来るのです。当然、こんなルーティンを自分から設定することなんてしないですよね。でも気付いたらそうなっていた、ってこと、身に覚えがありませんか?そうすると、疑問が一つ出てきますね。

いつアンカーリングが出来る?

実は新しい kindle 本、「理論不要で今夜から使える!セクシーな催眠術: あなたのパートナーがあなたの虜になるNLPのテクニックの数々」の中で意図的にアンカーリングを仕掛けるには、という話を扱っているので後ほど取り上げるとして、意図しないアンカーリングはいつ出来るのでしょう。

アンカーリングによって行動や感情の変化がある一定のシナリオに基づいて動く、ということはまずその一連の流れを体験しないとそのシナリオが無意識のレベルで記憶されないので再現されない、ということでもあります。では、無意識のレベルである条件とその後の行動や感情が紐づけられるのは、どういう条件で起こるのでしょう。

ひとつは、何度も何度も繰り返しその組み合わせが起こることで紐づけたワンセットとして組み込まれていくケースです。
日常の習慣、言い換えると日課(まさにルーティン、ですね)が日々の繰り返しによって作り上げられて、その日課をしないと気持ち悪く感じるまで繰り返すと、朝起きたら自然に日課に取り組んでいる、状態になっていますよね。まさにそれと同じことなのです。

もう一つは、ある肉体的、精神的、感情的に大きな影響のあることが条件となる場合、です。所謂強烈なインパクトがあったとき、というと分かりやすいかもしれません。例えば脳を劈くような(性的快感のような)感覚が与えられたときに反射的に行った行為や、(これがあらゆる側面でいい例だとは思わないものの)悪い癖を直すために、悪い癖をやって自分でいしきしたら手首にはめている輪ゴムを引っ張って話して手首に痛みを与える、というのがあげられるでしょう。

思い通りにアンカーリングをするには?

では、例えば、自分に新しい習慣を入れたい、という気持ちがあって、三日坊主になりがちな人も多いと思いますが、そういう人にアンカーリングを使って新しい習慣を自分に組み込むならばどうしたらよいでしょう。

よく新しいことを自分の習慣にしたい時にはまず3週間は毎日同じ時間に同じところで繰り返せ、なんていうのはアンカーリングという仕組みを知ってか知らないでか行われるアドバイスなのですが、実際、三日坊主の人は三週間どころか三日も続かないのだから難しいのでは、と思うかもしれません。でも、新しい習慣によって起きる楽しみという体験を意識して同じところに同じ時間にいるようにすることで、空間と時間と体感に対してアンカーリングを行うことがより効果があがることになるのです。

でも、アンカーリングを三週間もかけて仕掛けていられない、と言う場合にはどうしたらよいでしょう。
その時はより強い印象や刺激、結果との行動を組み合わることになるのでしょう。ただし、それは行為による代償、という組み合わせですので、繰り返すことで段々より強い刺激や印象、体感などを求めることになるのも人間の体と、それ以上に脳の摂理です。

まとめ

アンカーリングはとてもパワフルです。最初は使いづらいかもしれません。でもうまく効果的に使えば自分の無意識を人生の味方につけることが出来る、と実感して、自分のさらに隠れた能力を引き出したくなると思いますよ。新しい kindle 本、「理論不要で今夜から使える!セクシーな催眠術: あなたのパートナーがあなたの虜になるNLPのテクニックの数々」では、催眠術という隠れ蓑を使った対人関係での使い方を紹介していますが、あなたは自分に使いたいですか?それともパートナーとの関係に使いたいですか?

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