アンカーリングと後催眠暗示と暗示の掛りやすさ

こんにちは。
今回は普段とちょっと感じを変えてみます。
というのも、今週、縁あってとある方とお話をし、催眠セッションを持たせていただく機会を頂いたのですがその方ともう少し長くお付き合いしたいな、と思ったのである意味「ラブレター」のようなつもりでちょっと今回は話を進めてみたいと思います。

先日のセッションはお疲れ様でした。

みずみずしいレモン。すっぱいだろうなぁ。

みずみずしいレモン。すっぱいだろうなぁ。

セッションを始める前に設定した目的にちゃんとお連れして満足されたようでしたので私としてもとても嬉しい限りです。さて、今回のセッションで催眠暗示を心と体が体験したことで、今この瞬間、あなた様の心と体はセッションの前と一つ大きな違いが生まれているのにお気づきかもしれません。それは、セッションの前に比べてより催眠暗示に掛りやすくなった、ということです。ですので、個人差はあるものの、とても掛りやすい人は次回私とお話する時に自然と暗示に掛かることがあっても何の不思議はないので驚かないでくださいね。

後催眠暗示をこっそり仕掛けた?

でも、これは前回のセッションで私があなたに知らない間に後催眠暗示を仕掛けた訳ではないのです。確かにそれを使ってダウントランス状態に一気に引き戻すという手法もあるのですが、それをやる時は継続的な催眠セッションを予定していて、最初の数回について被験性が低くてダウントランス状態に誘導するのに時間が通常よりかかりすぎて予定時間を超えることが予想される時ですので通常の体験セッションの時には将来のために、とすることはありません。

人は体験すると感覚を記憶し、学習し、予想し、反応する

では、なぜ次回掛りやすくなる、と私が言い切り、またそれは安心してくださいね、と言うのでしょう。
通常、ダウントランス状態で心と体が解放されて心地よさを覚えた心と体は、その感覚を覚えています。それは自転車に乗れるようになったり泳げるようになるという運動能力の向上から初めての味覚や触覚(や果ては性的な快感)のような感覚に至るまで、人間が今まで体験したことのないことをひとたび体験したことで、その次の体験の時に違和感を感じない、ということの一環でもあります。それは知覚したので何が起こるのか予想できるようになる、ということです。予想すると体も心もそれに対する反応を無意識レベルで行うようになるのです。

エア・レモンかぶりつき

よくこの手の話を説明するのに、この話を使うのですこし一緒にやってみませんか。これからお話することを一つ一つ頭の中で想像して、自分の体を動かしているかのようにイメージしてくださいね。

左の手のひらを広げて上に向けてください。
その上に、レモンが一つ乗っています。
とてもジューシーに実がなったのか、とてもいい大きさと重さで、色も輝くばかりの黄色で表面はつるつるとしているのが見て取れます。
ちょっと鼻を近づけてください。なんとなく、柑橘系のさわやかな香りが漂ってきますね。
では、それを目の前のテーブルの上において右手にあるナイフで真ん中を切ってみましょう。少し弾力をナイフ越しに感じたあと、すっと切れた切り口からすこしレモン汁が出てきて、先ほど以上にレモンのさわやかな香りがしてきましたね。
半分を持って口の前まで持って来て下さい。香りは更に強くなり、目の前にはみずみずしいレモンの果肉が見えています。
そのままかぶりつきましょう。
どうでしょう。口の中ですっぱいジュースが広がっていますよね。

今、口の中で唾液が出ていると思いますが如何でしょう。もしかしたら今お水を飲んだらレモンの味も感じるかもしれません。これは脳で想像したもの(エア・レモンがぶりつき、ですね)と過去に体験したもの(過去にレモンを食べたことがない、というのはないですよね?)とが結びついて無意識レベルで体を反応させた結果なのです。

この間のセッションをとても楽しんでいただいた姿をみて、私としてもとても嬉しかったのと同時に、被験性の高さから次回はもっとすんなり催眠誘導させていただけそうだな、と確信しています。

アンカーリングと後催眠暗示

ところで、このところ私のニュースレターでアンカーリングと言う話をしているのですが、もしかしたら読んでいただいているかもしれないので、この話にすこし絡めたいと思います。

いわば「私と話すと暗示がかかる」というアンカーリングが出来たのでは?という言い方が出来るのでは?(催眠術師が得意とする)こじつければありかもしれませんが、催眠セッションを体験したことのある人ならば、「催眠術師と催眠セッションに入ると確実に掛る」という暗示が自分自身の中で出来上がっている人がいらっしゃいます。例えばノンスタイルの白い方のひとがそうなのです。催眠術師が近くに来るだけで掛かるのは、そういう思い込みだけで十分なくらい暗示に掛る人だから、なのです。

そうなると、被験性の高さと(掛かると気持ちよい、楽しいから)掛りたい、という無意識レベルの願望と、催眠術には掛ってしまう、という自己暗示もしくはアンカーリングの三つが重なっているので、どれも正解なのでしょう。

さて、最後に、今「アンカーリングが出来た」と言いました。前回のニュースレターでお話したのは、主に意図的にアンカーリングを仕掛けることで、実は後催眠暗示と変わらないのですが後催眠暗示はダウントランス状態に誘導したあとで仕掛けるのでその意味ではアンカーリングの仕掛け方の一部でしかない、のですが、意図せずに自分で出来てしまうアンカーリングもある、のです。それは表層意識が望む望まないに拘わらず、無意識が何かしらの理由でそうすることが自分に好ましいと受け入れたときにアンカーリングが出来てしまいます。

おわりに

あなた様とまたお話して楽しい催眠セッションをしたく思っていますのでお気軽にお声がけください。個人的にはこのアンカーリングはそのままにしたいのですが、もし外してほしい、ということでしたら残念ですがお手伝いしますのでおっしゃってくださいね。アンカーコラプシングもカウンセリングの一環でやっておりますので、他の嫌なアンカーリングも外しますから。

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