瞑想やマインドフルネスが与える心と体への影響から催眠術の効果を考える

突然ですが、お陰様でだいぶあちこちでお話をさせて頂いているので心と体のバランスコンサルタントであるという認知が上がって来て頂けたようでして、今年お会いさせて頂いているお客様にも、単純な催眠術の体験だけ、というお話より、催眠術も入れつつの体と心のメンテナンスをというお話にシフトして頂けるようになってきています。そのお話を頂く中で、何人もの方から共通した反応があるので、このところのお話と絡めてご紹介できればと思い、今週のお話に取り上げさせて頂きます。

軽い催眠術だけでストレス解消

目覚めてすっきり

目覚めてすっきり

このところの自分のプチ瞑想ブーム、プチマインドフルネスブームのお陰で催眠誘導の仕方が変わったこともあるのだと思うのですが、瞑想アプローチの軽いダウントランス状態への誘導をした後に何もせずに戻っただけで

「体が楽になった」

「脳のもやもやがなくなった」

という言葉を頂くことが増えた、と、先週のマインドフルネスと催眠術の親和性の話でもご紹介したと思いますし、その相違点を踏まえるとマインドフルネスで得られる効果と類似の効果が出ているのだろう、と推察しています。また、その状態から再度誘導して体のバランスを整えてあげてその状態をアンカーリングしてあげるのも効果の持続性が従来の方法より上がっているのも、お客様の声からこのところより多く聞かれるように思えています。

効果があがるとお客様としてもハッピーではある一方でセッションを受ける頻度が減るので私的には仕事が減る、と考えるより新しいお客様にも時間が増やせるので新しい出会いも楽しめる、とポジティブに捉えるようにしています(笑)が、ここで私の仕事の宣伝ではないのですが、催眠術のスキルを使った瞑想/マインドフルネスのアプローチが効果的なのか、ちょっと分析をしてみたいと思います。

瞑想による脳内ホルモンの分泌の効果

実はとある、催眠術を使った麻薬性の高い効果を上げる方法、というページの書き直しをしている最中に見つけた情報ではあるのですが、脳内で気持ちよい、と感じるのは脳内ホルモンのうちドーパミンの分泌が起こる時、とされています。これは、何かを得た時、得られることが分かった時、そして可能性を追い続けている時の三つの場合に分泌されるのが通常とされています。所謂「充足感、満足感、達成感」ですね。それらの報酬として分泌されるのがドーパミン、です。

ちなみに、面白いことに他人への貢献のような社会的刺激を与えることで別の脳内ホルモン、オキシトシン(別名幸せホルモン)が分泌されると、それによってドーパミンが分泌されやすくなるので、社会貢献が心地よく続けられる、というメカニズムになっているそうです。これ、人に与える事の快感のメカニズムですから、私のこのバランス・コンサルタントの仕事の原動力になっている、とも言えるかもしれません。ちょっと言い過ぎかな。

さて、このドーパミン。オキシトシンのようなふんわりとした幸せの快感でも出ますし、欲しいものを手に入れた時とかの快感でも感じますが、当然肉体的な快感が通常の生活では一番強いもの、と思われがちですし、多分この瞬間、あなたもそう思ったと思います。如何でしょう。

でも、それ以上にドーパミンが分泌されることがあるのです。薬?ええ、性的刺激の2倍から10倍出るそうです。ですので薬にひとたび手を出すと止められないのは仕方のないところなのです。でも、これを上回る、しかも自力で手に入れられる方法がある、と言われたらどうでしょう。

それは、瞑想、なのです。性的刺激の20倍の分泌だという研究結果があり、それは脳機能学者の苫米地英人氏はその著書、「ドクター苫米地の新・福音書」で語っています。

軽いダウントランス状態への誘導は瞑想の入り口、だとしたら

瞑想による自身の内なる意識への集中、マインドフルネスの「今と向き合う」こと、すなわち過去や未来を排除した今この瞬間の自分の体と心に感じる事だけに集中すること、とはダウントランス状態における4Ti、すなわち内部感覚への集中とある意味同じようなことを示していると考えることもできるでしょう。

としたら、ダウントランス状態にある人の中の脳内で起きていることは、瞑想中の人のそれと同じような状態にあると考えれば、前述のドーパミンの分泌が平常レベルより自然と高くなることが想像に難くないと言えるでしょう。これなら、確かに催眠状態に誘導されることで得られる脳内快楽を求める好事家が出てくるわけですし、そこまでとは言わないものの、催眠セッションで性的なものを排除したとしても変性意識状態にある時の心地よさを感じるのはごく自然の人間の脳の仕組み上当然の事だ、と言えるのでしょう。

脳内は分かった。じゃあ体が楽になるメカニズムは?

これは、いくつか理由はありそうですが、思うに変性意識状態にある時の私たちの体のコントロールを考えると見えてくると思います。

瞑想と睡眠と、新陳代謝と休息と

瞑想をするのは睡眠と同じ休息の効果が得られるとされています。睡眠の際には新陳代謝が徐々に落ちていき、睡眠開始後5-6時間で平常時の8%下がるそうです。なお、これは血流中の酸素消費量で見ています。では、瞑想時に代謝がどうなるかというと瞑想開始後数分で15-20%の低下がみられたそうです。この代謝の低下を休息ととらえるならば睡眠よりも高い休息効果が瞑想では得られることになります。

これをダウントランス状態における生体反応と捉えるならば、確かに催眠セッションにすっきりした、と感じるのは深い休息を取ったのと同じ効果を実感したから、とも考えられます。

面白いのは、瞑想実施後に体がだるく感じる人がいることです。実際に催眠セッション後に感じる人もいるのですが、これに対する説明は、急激な休息からの復帰でだるく感じることがあるのと同じ、という説です。

顕在意識と無意識とので体の動かし方の綱引きが無くなったから

また、無意識の求める体の動かし方と顕在意識、すなわち自分の意思で動かしたいと考える動かし方とにずれがあると、当然動き方に微妙な引っかかりや思い通りに動かない場合など(イップスのようにスポーツのここぞというところで、体が動かない、というように顕著に現れるものは分かりやすいですよね)は、それこそ常に起きていることでしょう。しかし、顕在意識が隠れてしまっている、例えば睡眠時には歯ぎしりで歯のかみ合わせを自分で調整しようとしたり寝返りのように体のゆがみと思っているものを直そうとするような、無意識が体を支配する状態もあります。瞑想中やダウントランス状態にある時というのは、どちらかといえば無意識が体を支配する状態にあると言えますから、肉体がストレスを感じない状態にあると言えるでしょう。

終わりに

まとめというよりは、分析をして見ての感想、でしょうか。分析をする中でいろいろと調べたら面白いことがあれこれ出てきました。例えば瞑想をしていると体は自然と熱くなったり体が勝手に動き出したりする、という例が結構ある、ということです。これは前述のダウントランス状態における顕在意識による体のコントロールがなくなっていることから来る結果、と思うとそんな風に理解することも出来るのですが、人によってはその人の指導霊の特性だ、という説明をする人がいて(笑)この話は調べれば調べるほど相違点や学ぶべきことも出てきそうで奥が深そうです。

催眠術もNLPもどちらかと言うと(霊に理由を求めるかはさておき)その背景を深く掘り下げるというより、こうすればこうなる、というフレームワークを重視しますし、再現性の高さが暗示をより成功させる秘訣、と考える向きが強いですので、今後も実証例からいろいろとご紹介していけたらとは思っています。

さて今週末はクリスマスですね。たまには人の反応を読み取るよりも季節を感じ取るのもいいかもしれませんね!

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