意識を集中させることとそらすこと – 人の心のメカニズムを手玉に取る

スポンサーリンク
催眠術師が内緒にしてきた秘密がkindle で絶賛公開中です!
理論不要ですぐに使えるセクシーな催眠術、いかが?

いきなり書き出しから変な告白になるのですが、先日、このニュースレターの読者様からお叱りを受けました。最近のニュースレターの内容が難しい、と。確かに、このところの内容は個人的興味からちょっとマニアックなことに走りすぎたところもありましたので、確かに自己満足に近いところもあったかな、と反省しております。読者の皆さんの読みたいことを考えた題材を選ぶようにしたいと思いますので、引き続き読んで頂きたいと思いますし、こんな内容の事を読みたい、というご意見もぜひお聞かせください。

そこで、今回はこんなことについて書いてみたいと思います。よく催眠術を掛けるにあたって意識をそらしたところをすり抜けて暗示を掛ける、と。でも意識をそらすとか、逆に集中させるってどういうことなのでしょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

意識を集中させる – 集中するのはそれとも心?

すみに入り込んだものに意識を集中して。。。

すみに入り込んだものに意識を集中して。。。

以前、一点集中法をとりあげたことがありました。気が散りそうな時に、例えば自分の指先を30秒ほどじっと見つめ続けると、意識も自然と指先へと一つに集中するので集中力を高めることが出来るというものでした。でも、この表現、ちょっと不思議ですよね。気が「散りそう」なので「一つに」まとめる。意識とはそんなに複数に、しかもあちこちにむくのでしょうか。

NLP的に言えば、私たちの外から来る刺激(この場合、音、光、触覚、匂い、味覚の五感で受け止めるもの)に対しては常に受け止めているものの、過去の経験や学習などから不要と判断したものをフィルターにかけて残ったものについてその存在を知覚し、与えられた情報から何であるのかを認知するプロセスに入るのです。ということは、実は情報はすべて取り込むものの見たいものを見る、聞きたいものを聞く、というフィルターを通したものだけが初めてそこにあることを知覚し、何であるのか判断し認識されるのです。ということは、そのフィルターが多くの物を遮断しているときはごくわずかの物にだけ知覚し、認知することになりますし、フィルターが多くの物を取り込むときはそれだけ多くの物を知覚し、認識しながら時には何だろうと興味を示す対象を選ぶことになるのです。

フィルターは誰が調整する?

さて、そうなるとその情報のふるいを掛けるフィルターの基準を何が決めているのかが気になるところですが、それは「あなた自身」なのは分かりますよね。でも、自分の意思ではなさそうですよね。そこで、こんな例を考えてみましょう。

毎日通勤や通学のために電車に乗る人ならば、乗ってからどれくらいで降りるか、という時間の感覚や、降りる駅の車内のアナウンスで降りることを知るのですが、ここでもし、最近夢中になっているスマホのゲームにはまってしまっていたとしたら、車内アナウンスは耳に入らず(もしかしたらヘッドフォンで音楽を聴いているのも手伝っているかもしれませんが)、乗ってからの時間の感覚も微妙に分からなくなって、乗り過ごした、ということはありませんか?その時、スマホの画面からの情報も電車を降りるための情報(や、もしかしたら知人から呼びかけられた声など)も取り込んでいるものの、ゲームの情報は取り入れ、その他の情報を一時的に遮断しているのです。それは何のためか。あなたがゲームに没頭したいから、あなたの無意識がそうさせた、とNLPでは解釈しているのです。

となると、集中力とか自分の意識というのは自分の無意識の意図に動かされるものであって自分の表層の意識での意図に反するものなの?と思いたくなってきますよね。自分であって自分でない、ような。。。でも、実際のところ無意識はあなたが本当にやりたいことをするもの、なのです。もし(ダイエットがいい例でしょう)表層でやりたいこと(痩せたい!)と無意識でやりたいと感じていること(食べたい!)が反対方向に向いたら、最終的には無意識が勝ってしまいますが、もし同じ方向に向いたらこれほど力強いものはないですよね。NLPではそういう無意識を自分の仲間にする為の方法を学んでいくのですが、ここではその話ではなく。。。意識を集中させる話ですね。

意識を集中させるために自分で出来る事

自分の思い通りに意識を集中させることが出来たらいいですよね。勉強したいけどドラマが気になる、というとき。まぁ、これはドラマを消すか見て満足してから、で済むかもしれませんが、どうも気が散る、やらねばいけないことに気が向かない、と言う時、ですね。

実は誰かに誘導してもらうのが簡単で、一人で頑張るのは結構エネルギーが必要なのです。というのも、誰かに誘導してもらうこと、というのは、その人の言葉や動作に注目することが出来るのでその内容に従いやすくなるからなのです。ある意味、何か一つ目標物を見る、というのは易しいけれども、目標と自分の間の空間の一点を認識するというのは目標物がないことから定まらない、というのと同じかもしれません。対面する催眠術やカウンセリング、はてはペアでのトレーニングなどが効果的な理由の一つはここにあるのかもしれません。

そうなると、一人の時に出来る事は目標物、例えば自分の指、を定めて見つめる、などの一点凝視法が効果的なのは分かってきますね。

意識をそらさせる – 意図するもの以外に集中させる

では、意識をそらす、というのはどういうことでしょう。よく「みないで!」と言われたらついぞ見ちゃいますよね。物を認識する右脳は論理的なことが出来ません。となると、「○○しないで!」というと「○○する」のを「止める」になってしまうので一旦見てしまう訳です。

ちなみに、この否定形の言葉の使い方と、指令を暗にする、の二つはミルトンモデルにありますね。いわば相手に気付かれないようにしながら無意識にイメージさせる為の手法です。余談ですが、最近よくみる「○○な人はこれを見ないでください」は注目をひきかつ相手の好奇心をあおる手法ですので、今後これをみたら「ああ、あれか」と思ってくださいね。

話を戻しますが、こうやって、相手にイメージを与えるとそちらに意識が行くことが分かると、そちらに注目しているうちに別のことをしよう、ということを催眠術師や手品師、果てはスリに至るまでやっているのです。となると、注目させるなどの意識を振り向けることが必要になります。大きな音を突然出す、通常とちょっと変わったことをやって気を引く、肩をたたく、など、本当にちょっとしたことでも、というより、そんなちょっとした、でも際立った違いだからこそ、人の無意識は拾ってはフィルターを通して注目して!とすることもあるのです。その間にタネを使って物を隠すのが手品師で、暗示を入れるのが催眠術師で、ポケットやカバンから金目の物を抜き取るのがスリなのです(苦笑)

まとめ

って、これ、単にまたメカニズムを分解して解説しているだけになっていますが、少なくとも、集中力を失いそうになったら何かを見つめて心を穏やかにする、という超基本的なことだけでも覚えて頂けたら、今回はオッケーとしてください。

毎週金曜に発行しているニュースレターを購読しませんか?
毎週金曜日に最新情報をお届けするニュースレターを発行しています。催眠術のテクニックから毎日の生活にちょっと使えるネタまで、読んで損はさせませんよ。今登録すると、そのまま読むと使えちゃうかもしれない催眠誘導のための暗示文のサンプルを無料でプレゼント中!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク